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エクシオート級航空戦艦

-不器用で絵も字も下手だ-


エクシオート級航空戦艦とはアノニム帝国の戦艦である。名前の由来はギリシャ語で器用という意味のΕπιδεξιότηταから。

建造経緯

 アノニム帝国は40㎝砲を搭載するBartlay級戦艦を建造した。しかし主力艦での戦力差は開けたもののBartlay級戦艦は25ktと巡洋艦のような高速艦と戦闘した場合一方的に攻撃を受けることが懸念された。また魚雷技術の進歩から巡洋艦や駆逐艦といった小型艦でも容易に大型艦を沈められると考えられるようになり、より一層高速艦の建造が要求された。そのためアノニム帝国軍部は35㎝砲を多数搭載した巡洋戦艦の開発を開始した。

 19xx年セカンド帝国が寿型戦艦を建造した。寿型は最大18機もの航空機搭載数を誇る航空戦艦ともいえる戦艦であった。アノニム帝国はこれに衝撃を受け開発していた巡洋戦艦の要求性能に航空機の搭載数20機を追加した。また寿型が初めて採用した四連装砲の試験的搭載も要求された。

対戦艦ではなく対巡洋艦であることから大型巡洋艦と表記されることもあり、新張型大型巡洋艦のライバルとして扱われることが多い。

性能

 主砲として35㎝砲を前部に四連装2基搭載した。戦艦としては初の前部集中配置であり、計画時から砲火力の少なさが指摘されていた。また後方への射撃が制限されており離脱時の射撃が不可能であった。実際最初の実戦である南ワイル海海戦では射界が足りず射撃できないことが相次いだ。

 一方で装填速度は口径のわりに速く新張型の30cm砲と同等であり、対巡洋艦性能では新張型を超えていた。

また副砲として搭載された15.2㎝砲はMoro級軽巡洋艦の主砲とほぼ同一のものであり、この点でも10㎝高角砲を搭載した新張型に勝っていた。

 一方で対空火力では新張型に劣っており、竣工時対空火器は一切搭載されていなかった。改装により8㎝単装高角砲を搭載したもののそれでも対空火力は不足していた。

 また速力も30ktと戦艦としては高速であったものの新張型に負けている。

船体後部には格納庫と飛行甲板を備え戦闘機もしくは爆撃機を25機搭載した。しかし飛行甲板の短さから着艦は不可能であり、近くの空母に着艦しクレーンで移動させることとしていた。

改エクシオート級巡洋戦艦

エクシオート級の3,4番艦として計画されていた艦で、後部の航空甲板をなくし主砲を3基に増やすという案であった。対小型艦としては過剰火力であり、既存のEli級大型巡洋艦で充分であったため計画は中止された。

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