レソナ帝国とアノニム帝国の間で交わされた軍縮条約のこと
経緯
先の戦争によりレソナ帝国とアノニム帝国はそれぞれの大陸で軍事大国として大成した。その後も双方互いの牽制のため海軍力の増強を進めた。
一方で軍の増強は国家予算を圧迫し、内政に影響を及ぼすことが懸念された。この事実は双方の政府および軍部も認知していた。
これを受けレソナ帝国の首相は軍縮を行うことを提案しアノニム帝国政府、および双方の提督は承認。軍縮条約が締結されることとなった。
内容
条約の内容はおおむね以下の通りであった。
反条約型巡洋艦
アノニム帝国はこの条約の潜り抜けるため、この条約に批准しないアードラー帝国に軍艦を建造させ、有事には徴用し使用することで戦力をかさまししようとした。最初に建造されたダグラス級重巡洋艦は、設計、建造のほぼすべてをアノニム帝国が担当し、竣工後はアノニム帝国海軍と共同で使用された。
またその計画を知ったレソナ帝国も同様のことを計画しイデアル王国に提案した。それに対しイデアル王国はアノニム帝国との関係を考え、設計から建造まですべてイデアル王国内で済ますこと、また有事の際はイデアル王国が優先的に使うことを条件に承諾し、201型重巡洋艦(後の紫吹型重巡洋艦)の建造を計画した。
この条約外で建造された巡洋艦のことを一部では反条約型巡洋艦と呼んだ。
第二次令唖条約
この反条約型巡洋艦を規制するため、大型ドックを持つアノニム帝国、イデアル帝国を入れ、規模を4カ国に拡大するという案が提案された。また条約に加盟していない国への建造も規制する予定であった。
条約の内容は決定していたものの次亜戦争の影響で締結は無期限延期された。
条約は次の通りになる予定であった。
備考
レソナ帝国、アノニム帝国 特になし
アードラー帝国 主力艦A,Bの建造禁止。
イデアル王国 準主力艦の建造は4隻まで、主力艦Bは2隻まで。主力艦Aの建造禁止。
戦艦雲雀と条約の失効
アードラー帝国内の反乱によりできたセカンド帝国はイデアル王国の支援で紫吹型重巡洋艦、戦艦雲雀を建造した。この二つの艦型はこれまでの条約型、反条約型を上回る能力を持ち、南方沖海戦ではアードラー帝国海軍を圧倒した。
支援があったとはいえ独立したての小国がこのような艦を作ったことからアノニム帝国とレソナ帝国は戦艦雲雀を超える性能の艦を急ピッチで建造することとなり、レソナ帝国はdarkpods級進水時に条約を破棄し、続くアノニム帝国はバートレー級進水時に条約を破棄した。
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