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​クキタ島事件

18xx年に次国特殊部隊がクキタ島に強襲上陸をし占領した事件である。次亞戦争の引き金にもなった。

​事件発生までの経緯

​次国独立戦争によりグエムニム島、メロフトウ島、イデ島、アゼキワ島からなるセカンド帝国が建国された。しかしグエムニム諸島の一つであるクキタ島はアードラー帝国のものであり、完全な独立とは言い難くまたアードラー帝国に対しなんの行動もしない政府に対し国民は不満を感じていた。

もっとも政府も何もしていないかったわけではなく、アードラー帝国に対し抗議をしていた。

​政府は国民の不満と独立戦争での快進撃という実績に半ば押される形でクキタ島の占領を立案し実行に移した。

​政府は軍の投入は戦争につながると考え、表向きには一部の国民もしくはアードラー帝国の国民が暴走しただけということにし、この事件へのセカンド帝国軍の関与を否定することとした。

また戦争になった時に備え大イデアル王国と同盟を結んだ(次伊同盟)。

​特殊部隊の編成

クキタ島はセカンド帝国が独立したことから戦力を拡充しており、また迅速に占領することが求められたことから特殊部隊の編成を決定した。特殊部隊には次国独立戦争で指揮をとったダグラス中将を指揮官とし先鋭部隊である特Ⅰ部隊を投入した。

この戦いで使われた駆逐艦は乾風型を改装したものであった。

​戦闘

特Ⅰ部隊は水上部隊と揚陸隊の2部隊に分かれ行動した。

02:40特型輸送艦はクキタとに向け偵察機を発艦した。

02:37クキタ島監視隊は偵察機を発見しすぐさま司令部に報告。しかし司令部は戦争が起こっていなかったことから民間機とし戦闘の準備は必要なしと判断した。​

03:15揚陸隊と水上部隊に分離し特型輸送艦は爆撃機を6機発艦した。

03:30爆撃機は機関砲と監視塔に対し攻撃を開始。連装機関砲1基を破壊した。爆撃を確認した水上部隊は、最大戦速で島の北から西に向かいながら対地射撃を開始した。

03:32揚陸隊は島の東側に上陸。水上部隊からの誤射を避けるため島の南を通る形で進軍を開始した。

守備隊司令部は爆発音から異常事態と判断し戦闘準備を下令。水上部隊が射撃している島の北西を中心に戦力を投入した。

03:40揚陸隊は守備隊の裏を突く形で戦闘を開始した。守備隊の準備が途中であったため一方的な戦いとなった

04:20にクキタ島守備隊は降伏。戦闘を終了した

​結果​​

​セカンド帝国の奇襲であったため終始セカンド帝国の一方的な戦いであった。歩兵部隊、車両部隊、水上部隊の三部隊の使用により迅速に敵を包囲することができ、この作戦の成功は特Ⅰ部隊の士気にも影響を与えた。

アードラー帝国はセカンド帝国への防衛基地であったクキタ島を失った。しかしアードラー帝国政府はこの事態を重く受け止めず問題ないと発言した。これに対しアードラー帝国国民は反発した。このような認識のずれやクキタ島が防衛できなかったことから不信感が強まり、国民と政府の溝を深めることとなってしまった。

セカンド帝国は軍の本格的な関与を否定するため一部の駆逐艦が不正に使われたとし架空の将校を処罰した。

その一方でクキタ島を間接的に支配し始めた。これに対しアードラー帝国は返還を求めたもののセカンド帝国はクキタ島に関与していないと否定、実効支配している特Ⅰ部隊は要求を拒否し占領をつづけた。この状態は1年以上続き次亞戦争の引き金にもなった。

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