陽動遊撃作戦案とは軍部総指揮官ダグラスが提案したアノニム帝国およびレソナ帝国に対する戦争計画である。
概要
次亜戦争に勝利したセカンド帝国は、イデアル王国、第二アードラー帝国とともに連合帝国の樹立を宣言した。大国となったセカンド帝国は仮想敵国をアノニム帝国、レソナ帝国と仮定した。
ダグラス指揮官はこの二国のどちらかと戦争になった場合次のような反攻作戦を提案した。
1、来襲する敵艦隊をイデアル王国、第二アードラー帝国、第四艦隊基地の飛行場戦力と海上戦力により迎撃。
2、主力艦隊を使い敵主力部隊を誘導、占領目標から離す。
3、防衛が手薄になった目標を準主力部隊により攻撃、占領。
4、準主力部隊を主力部隊方面に進軍させ敵を挟撃、撃破。
5、敵が誘導されなかった場合は立場を反転させる。
ダグラス指揮官はこれを陽動遊撃作戦と呼称した。
ただしこの作戦には次のことが指摘されていた。
・誘導の判断が困難であり、進軍する部隊の選定に時間がかかる。
・主力部隊、準主力部隊を編成できるほどの余裕がない。
・集中運用で短期決着させるほうが現実的。
19xx年アノニム帝国との戦争が開戦し、この作戦が実行に移される予定であったが。アノニム帝国はレソナ帝国との戦争で連合帝国側には戦力がなく、主力部隊のみで十分と判断され実行されなかった。
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