特型輸送艦とは、セカンド帝国が建造した輸送艦である。501計画によって建造された。当時としては先進的な揚陸艦であった。
実戦に関してはクキタ島事件を参照
概要
帝国海軍はクキタ島上陸作戦である501計画を立案した。501計画では既存駆逐艦の改装、新型艦の建造が盛り込まれており後者の新型艦が本艦である。設計が阿瀬型からの流用だったことから対外的には501型巡洋艦とされていた。計画名である501計画はこの艦からとられている。 建造期間をできるだけ短縮することが求められ、要求は艦載機5機、揚陸艇3艇と控えめなものであった。これに対し艦載機7機、揚陸艇7艇。用兵側からの要求で10㎝連装砲2基となった。
武装と搭載能力
対地射撃用に主砲として10cm連装高角砲を艦首に背負い式に2基搭載した。この配置はA型小型艇母艦にも採用された。対地射撃を考慮して搭載しているが、輸送時には対空砲としても使われた。 後部には飛行甲板を設置し艦載機を7機搭載した。しかし7機運用することはまれであり護衛戦力の少ない小規模の輸送作戦やクキタ島事件以外では基本搭載していなかった。 艦橋前、飛行甲板下に揚陸艇を計7艇搭載することができた。小規模な揚陸作戦には十分な戦力でありクキタ島事件では守備隊を撃破している。
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