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カーシディー級航空母艦

-脆弱な蛾は夜も舞えぬ-

カーシディー級航空母艦とはアノニム帝国の空母。同型艦は二隻存在し一番艦の名前はカーシディー二番艦はバンビクス。それぞれ木蠹蛾(ボクトウガ)を意味するCossidae、蚕を意味するBombyx moriから。

概要

次亞戦争での活躍から徐々に航空母艦が注目され始めていた。一方で航空攻撃は十分に対空砲があれば対処できるとも考えられ各国は航空母艦の開発に消極的であった。唯一空母での実戦経験があったセカンド帝国は当時としては最大の空母翠風を建造し航空戦力を整え始めていた。小型空母の建造経験しかなかったアノニム帝国は大型空母の建造技術の習得も兼ねて新型空母の建造を承認した。

新型空母は前述のとおりこれまで建造した空母の大きさを超えることを念頭に計画が始まった。当時最多の搭載数を誇っていた翠風型に対抗できるよう公表されていた搭載数50機を超える最大搭載数55機が要求された。また前線で戦うことが想定されたため15㎝砲を9門搭載し巡洋艦並みの装甲を張った。

船体

主な船体設計は戦艦「エクシオート」を流用し、船体の上に箱形の格納庫を載せたシンプルな艦形となった。格納庫が2階層あった翠風型に対し本型は1階層であったため船体の大きさに対しあまり確保できなかった。そのため一部は露天駐機をすることとした。それでも搭載数は要求の55機には及ばず、一部の機体は分解して搭載することとしていた。一方で飛行甲板までの高さが低くなり低重心となったため安定性が向上した。


前述したとおり建造当初航空機はそれほど脅威と認識されておらず、防空は護衛の巡洋艦に任せることとし、機銃をはじめとする対空火器を一切搭載していなかった。

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