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瑞月型駆逐艦

瑞月型駆逐艦は、輸送船や小型船で培った造船能力を活かし設計された初めての軍艦である。本型は海軍計画によりに基づき、「瑞月「欠月」「零月」「雷月」の四隻が建造された。​

概要

19xx年の次亞戦争によりセカンド帝国はクキタ島、アゼキワ島、イデ島、グエムニム島、メロフトウ島を併合した。その結果これまで使っていた船舶だけでは護衛が困難であり、またアードラー帝国との緊張もあったため、船団護衛用としての駆逐艦が要求された。数少ない戦力で敵と戦うことが考慮されたため、10㎝連装砲を5基、魚雷発射管を三連装1基連装2基という重武装な駆逐艦となった。

計画では8隻建造する予定であったが性能の問題から4隻に減らされた。この4隻を埋めるため第一次補充計画にて改良型である401A型が建造され最終的に建造数は8隻となった。

艦形

​船体形状

​設計時間短縮のため民間船をそのまま大型させたような見た目となっている。

​艦橋

​比較的高い艦橋となっている。これは第二主砲の搭載位置を考慮して艦橋からの見通しをよくするためのものであった。また重心が高くなりすぎないようにするため軽合金が採用された。

​機関

​主機と主缶はそれぞれ大戦中に鹵獲したE1型タービンの改良型である艦一式タービンを2基、B1型ボイラーの改良型である艦一式ボイラーを3基搭載していた。 艦一式タービンは一基に高圧、中圧、低圧のタービンが1台ずつあり、16ktまでは低圧のみ、25ktまでは中圧と低圧を、それ以上は高圧、中圧、低圧を使用した。

​航続力

雷月の公使成績で速力14㏏で4432カイリの成績が残っている。

​主砲

鹵獲した7.6㎝砲をもとに10cmりゅう弾砲を改良、連装化させた50口径10cm連装砲を5基10門搭載した。小さい船体に対し10門搭載した結果、予備弾薬が少なくなり継戦能力が劣った。401A型(改良型)の建造に合わせ10㎝両用砲に換装された。

魚雷

三連装魚雷発射管を1基と連装魚雷発射管を2基の計7本を搭載していた。当時の駆逐艦のなかでは同時発射数は多かったものの、大きさの関係で予備魚雷は搭載しておらず最終的な投射量では劣っていた。

​機銃

瑞月と欠月は単装4基、零月と雷月は単装2基搭載していた。

​同型艦

1番艦瑞月 2番艦欠月 3番艦零月 4番艦雷月


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